<田川市・高やん>
今度はシートの固定と瓦の落下予防の網をはりに行きました。
もちろん、ダンナさんと一緒。
ふと見ると、高やんの二階の窓から、なにか赤いものが見えます。
んん、あれは、田川市石炭歴史博物館の
伊田竪坑櫓だ〜〜
素敵ぃ〜〜〜
なんてうっとりしてると、誰かが下で話してる声が聞こえました。
どうやら、車で通りかかったご近所の人がダンナさんに文句を言ってるようです。
「ここの瓦が危ないのよ!
歩いてる時に瓦が落ちてきて怪我でもしたらどうするの!」
多分、その方は日頃からこの家の状態をよく思っていなかったのでしょう。
いつも誰もいない家に人がいたものだから、今こそ言ってやろうとしたのだと思います。
ダンナさんは何も返事しなかったそうです(そりゃ、自分の家でもないから返事のしようがない)
あわててワタシが上からペコリと挨拶すると、
言いたいことは言ったとばかりに、怒った様子で車に乗り込んで行ってしまいました。
なるべく迷惑をかけないように
頑張ってますから・・・・
でもダンナさんはワタシの手伝いを危険を冒してしてくれてるだけなので、
文句はできればワタシの方に言って下さいませんか・・・・
でも、近所の方に心配かけているのは本当です。
なんとか屋根の端まで網をかけようと、ダンナさんはまた屋根に登ってくれました。
(屋根の上で網を広げるダンナさん。なんか漁師さんみたいやな・・・)
危ないことまでさせて、嫌な思いさせて、申し訳ない。。。
ごめんね。。。
出来る限りの網を繋げて、瓦が風で飛ばないようにしました。
見かけは悪いけど、精一杯。
どうしても角のところは危険すぎて網がかけられません。
高やん、まだ頑張って・・・
誰かに怪我だけはさせないで・・・
帰り道、「いろいろと手伝ってくれてありがとう」とダンナさんに言いましたら
「別にたいしたことしてないよ」とサラリ。
「助かったよ。ワタシだけじゃ無理やもん。でも、こんなこと頼む奥さんなんておらんやろうね」
とワタシがしみじみしてると
「確かに!
100人に1人もおらんやろ」とダンナさんは笑ってました。
「100人に1人やったら、逆にすごいやん。めったにない経験しとるよね」←
ワタシの余計な一言
「100人に1人おっても、本当にダンナが手伝うのは0人やろ。
危ないことなんて、お金もらってもしたくないけん」
・・・・・
うん。
そうだよね。。。
ワタシも1000人に1人いるかいないか位、世にも珍しいダンナさんと結婚した、
めったにない奥さんなのかもしれません。
今度から、もう危なすぎる物件は買わないから!!!
ダンナさんのために、そう心に誓うワタシでありました。