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    • 2024.01.03 Wednesday
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    落ちないで!多分最終話。

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      <田川市・高やん>
      今度はシートの固定と瓦の落下予防の網をはりに行きました。

      もちろん、ダンナさんと一緒。


      ふと見ると、高やんの二階の窓から、なにか赤いものが見えます。



      んん、あれは、田川市石炭歴史博物館の伊田竪坑櫓だ〜〜


      素敵ぃ〜〜〜



      なんてうっとりしてると、誰かが下で話してる声が聞こえました。


      どうやら、車で通りかかったご近所の人がダンナさんに文句を言ってるようです。

      「ここの瓦が危ないのよ!
      歩いてる時に瓦が落ちてきて怪我でもしたらどうするの!」


      多分、その方は日頃からこの家の状態をよく思っていなかったのでしょう。
      いつも誰もいない家に人がいたものだから、今こそ言ってやろうとしたのだと思います。


      ダンナさんは何も返事しなかったそうです(そりゃ、自分の家でもないから返事のしようがない)

      あわててワタシが上からペコリと挨拶すると、
      言いたいことは言ったとばかりに、怒った様子で車に乗り込んで行ってしまいました。


         なるべく迷惑をかけないように
         頑張ってますから・・・・

         でもダンナさんはワタシの手伝いを危険を冒してしてくれてるだけなので、
         文句はできればワタシの方に言って下さいませんか・・・・

         でも、近所の方に心配かけているのは本当です。


      なんとか屋根の端まで網をかけようと、ダンナさんはまた屋根に登ってくれました。

      (屋根の上で網を広げるダンナさん。なんか漁師さんみたいやな・・・)


           危ないことまでさせて、嫌な思いさせて、申し訳ない。。。
           ごめんね。。。


      出来る限りの網を繋げて、瓦が風で飛ばないようにしました。
      見かけは悪いけど、精一杯。

      どうしても角のところは危険すぎて網がかけられません。



      高やん、まだ頑張って・・・

      誰かに怪我だけはさせないで・・・





      帰り道、「いろいろと手伝ってくれてありがとう」とダンナさんに言いましたら
      「別にたいしたことしてないよ」とサラリ。

      「助かったよ。ワタシだけじゃ無理やもん。でも、こんなこと頼む奥さんなんておらんやろうね」
      とワタシがしみじみしてると

      「確かに!100人に1人もおらんやろ」とダンナさんは笑ってました。

      「100人に1人やったら、逆にすごいやん。めったにない経験しとるよね」←ワタシの余計な一言

      「100人に1人おっても、本当にダンナが手伝うのは0人やろ。
      危ないことなんて、お金もらってもしたくないけん」



         ・・・・・

         うん。

         そうだよね。。。




      ワタシも1000人に1人いるかいないか位、世にも珍しいダンナさんと結婚した、
      めったにない奥さんなのかもしれません。


         今度から、もう危なすぎる物件は買わないから!!!


      ダンナさんのために、そう心に誓うワタシでありました。

      落ちないで!2

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        <田川市・高やん>

        屋根に登ったダンナさんの足がズボッと屋根を突き破ってこないか、ヒヤヒヤしてると、

        ダンナさんが屋根の隙間から「ロープ頂戴」と言います。


        慌てて持ってきてたロープを屋根の隙間から差し入れると、

        「このロープに、そのシート結びつけて、上にあげて」


          そ・・・

          そんなこと簡単に言うけど!

        めっちゃ重くてかさばってますがな!

        ダンナさん!!(涙)

          でもやらなくちゃ!!

          ダンナさんが屋根から落ちたら、ワタシのせいだっ!!

          どうにか早くやらなくちゃ!!


        下からは奥さんが必死にシートを押し上げ、上からはダンナさんが引っぱる・・・

        シートが瓦にこすれて引っかかったり、少し破れたり、風で流されたり、
        結局計画とは違う向きになってしまいました。


        (屋根の上で黙々と作業するダンナさん)


        しばらくして、「お〜〜い」と上から声がかかったので、

        「どしたとッ!」とドキッとして聞くと

        「暑い。なんか飲み物頂戴」

        「ハイッ!!」と急いで買ってくると、上から下りてきたロープにアクエリアスをくくりつけて
        ピンピンと合図すると、ロープがスルスルと上がっていく・・・



          えっと・・・なんか・・・こういうシーンどっかで見たような???・・・




        ナントカカントカ!

        シートを屋根にかぶせました。(もう、格好悪くてもいいんだよっ←やけくそ)



        この日は疲れ果てて、終了。


        端を仮固定し、シートがかかってない部分の瓦が飛ばないよう網をかけるのは後日改めてやることにします。





        しかし


        あああ、怖かった・・・

        ダンナさんが上から降ってきたら、よけて119番呼ぶべきか、それとも自分が下敷きになろうか、本気で迷いました。。。。




        この話、ちょっとは涼しくなりましたでしょうか。

        フフフフフ








        追伸:ダンナさんいわく、

        「こっちの屋根の方が怖くなかったよ。
        それに、屋根に穴開けるって言っても、人間一人通るにはかなりの大きさがいるんだから、
        簡単にいかないでしょ」





              そ、そんなものでしたか。。。(脇汗)

        落ちないで!

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          <田川市・高やん>
          毎日、暑いですね。


          じゃ、寒くなる話を一発。


          ある日、古い家に取り憑かれた奥さんが、ダンナさんに「あのね、お願いがあるっちゃけど・・・」と真面目な顔で話しかけました。

          「田川の家の屋根に、シートかぶせようと思うっちゃん」
          「・・・・で?」

          「手伝って!一人じゃしきらんけん」

          「・・・」

          ダンナさんの頭に浮かぶのは朝蔵の小屋の屋根を直した時のこと。
          あれ、結構怖かったんですけど、奥さん?)


          高やんにつくと、買ってきたでっかいシートを広げていきます。

          「これとこれを繋げて、ここから網をつけて。
          そして屋根にのせるとよ!」

          自分なりに懸命に考えたメモを振り回す奥さん。

          「このシート広げると大きいね。どうやって屋根に上げる?」

          「屋根に上がるのは危ないから

          二階の屋根裏側から穴開けて、

          そこから屋根の上に出そう!

          ねっ!

           



          無言のダンナさん。


          奥さんがシートと格闘してる間に、ひょいっと二階の窓から出て、ボロボロの屋根に
          登ってしまいました。


          奥さん、顔面蒼白!

          「ヒッ!

          ヒイィィィィィィイイイ!!

          落ちたらどうするとよ!!」


          注意!!絶対真似しないで下さいよ!!(←そんな人は絶対おらん

                         <続く>

          お知らせ

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            とあるご縁で、飯塚の古い家を見せてもらいました。

            太い梁にしっかりした天井。
            きれいな屋根のライン。

            ガラスの向こうにある緑の風景、風、光・・・

            気持ちの良い感覚の家。


            持ち主さんから楽しそうな思い出話を聞いてると、幸せな気分になります。


            「いい方が大切に住んでくれるなら、安く貸しても良いのだけど・・・」と持ち主さん。

            ワタシ、持ち主さんの気持ち、すごくわかります。


            貸したいと言っても誰でも良い訳ではないし、お金が欲しいという訳ではないのです。

            大切に住んでもらって、大事にしてた家が活かされるのが一番嬉しい。



            だから、微力ながらワタシの物件案内ブログに載せてみました。


            そんなにたくさんの方が見てくれてる訳ではないけど、縁はどこにあるかわかりませんからね!



            ・・・・借り手がいなかったら、ワタシが借りたい・・・・

            ・・・・古家商の事務所 兼 コレクションの倉庫にしたい・・・

                                ↑

            (ワタシの仕事は大家業なのに、一体何したいかわからなくなってないか、自分!!) 

            増築部分

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              <田川市・高やん>

              ワタシ、辛いです。

              辛い・・・・



              今まで扱った家は、古くても床をめくったら風が動いていました。
              昔の大工さんの仕事をしてる痕跡がありました。


              でも高やんは・・・・


              適当な骨組みと安い仕上げしか感じられない。



              もう床剥がしました。

              ベニア板が湿気で波打っていて、我慢できませんでした。



              やっぱり空気の抜け道がない。


              そして屋根。



              前の住人も苦労して直していた様子はあります。


              でも、足場にする部分のトタン屋根自体がもう危険です。


              トタン屋根の内側



              あまりに適当な増築部分。

              もともとの家の庭部分にトタン屋根を上からつけて部屋を増築・・・・その隙間から雨漏りし放題。



              訳がわからない。


              こんなの家じゃない。



              もう早く壊してあげないと、もっとひどいことになっていくだけかもしれない。




              この家が建てられた時、誇らしい姿をしていたはずなのに。

              火事があったり、家族が増えて増築したり、二階でハトを飼ったり・・・



              高やん。


              なんの運命か、ワタシがこの家を壊すことになるでしょう。



              でも、ワタシ高やんのこと、忘れないよ。


              辛いけど・・・・ 

              こんなに大人になっても

              0
                時々、想い出す。



                子どもの頃、家の中で母の帰りを待っていた気持ち。

                雨が降って、見たいテレビが見られなくて、つまらないな〜と寝っ転がって見た暗い空。

                雨粒が滴る音が繰り返し、繰り返し・・・・



                ふと、暗い空気が、水蒸気みたいに自分に入ってくる。

                ワタシは蟻のように、遠い広い空を見上げてる。

                湿った地の面から。



                人間の眼から離れて、ふらふらと漂う。

                小石の間を

                草の裏側を

                空気の中を

                大きな雨粒がゆらゆらと揺れながらやってくるのが見える。



                水の中で感じる音のように

                 ぼわわわ〜〜〜ん ぼわわわ〜〜ん

                耳に鈍く響く。


                生き物の気配に満ちた、質量のある世界の破片。



                こんなにさびしいのに、小さなワタシはやさしさに包まれて横たわってる。








                大人になった今でも、ワタシはその記憶を抱えて

                心が揺さぶられた時に、そっとのぞき込む。



                どこにもいかない。

                あの時のワタシは今でもここにいる。



                いつも。

                クイズの答え

                0
                   

                  答えは

                  鹿児島県でした〜〜


                  家族で(三世代)の旅行で、移動はレンタカー。

                  はしゃぐ子どもたちとおじいちゃん・おばあちゃん。
                  運転とスケジュール決めに疲れるダンナさんとワタシ。


                  「知覧特攻記念会館に行こう」
                  「集成館に行きたい」
                  「桜島行く」
                  「水族館は」
                  「どこでもいいよ〜」
                  「池田湖でイッシー見らんとか」
                  「子ども達が行きたいところでよかやんか」
                  「時間がないって」
                  「白熊食べたいっ」


                  ・・・・・・・・・・・総勢10名、これをどうまとめるのさ。



                  レンタカーの窓から、古い倉庫を見つけては食い入るように見入るワタシ。

                  道を走りながら、きれいなタイル張りのお墓を見つけたり、
                  変わったブロック塀を見つけてはドキドキ!


                  でも!



                  ダメ!!!

                  ワタシだけの旅じゃないんだから・・・


                  おじいちゃん達と子ども達の

                  楽しい思い出づくりが最優先よっ!

                  自分の趣味は封印して、ちゃんと名所をゾロゾロ見学しましたよ。


                  長崎鼻


                  (海に虹が架かってました)

                  仙厳園。
                  集成館。
                  あちこちに近代産業の匂い。

                  あ〜素敵ぃ〜〜〜(クンクンクンクン)


                  薩摩の殿様ってすごかったんだなぁ〜



                  疲れたけど、家族で楽しい思い出がたくさん出来ました。

                  さ、かすたどんでも食べよ〜

                  (ダンナさん運転お疲れ様〜)

                  クイズ

                  0
                    さて、どこに行ってきたのでしょう?



                     



                    答えは、次の記事にて。


                    (ああ、疲れた・・・)

                    香春町散歩

                    0
                      採銅所に行ってみました。

                       

                      だって採銅所には

                      採銅所駅があるんだよね。




                      ホームもかわいいけど、駅舎が古い木造です。
                      きれいにペンキも塗り直されてました。

                      (古い昔のままの風情が好きな人は物足りないかもしれないけど、
                      古い建物が地域の人に大事にしてもらえることは貴重なことです。)


                      天井も素敵。


                      ぶらりと歩くと宿場町らしい風情がちらほら





                      nibblesさんとnibblesさんのご主人とワタシで、頭をくっつけそうに香春町の地図をのぞき込んで話し込んでると、まだまだ素敵なところがありそうです。

                      でも一番nibbles邸が素敵だと思いますけどね・・・
                              ↑
                      (大好きな場所では不用意に写真を撮らないという、心底ひねくれもの




                      でもこんなに暑いと・・・

                      ワタシ道端に倒れてるかも。


                      もう少し

                      涼しくなるのを待とう。



                      ちっとも根性のない、古家でした。

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