子どもから病気をもらいました。
ウィルスのおかげで、会社から「治るまで出勤せんでよろしい」と言われ、ばい菌扱いされたみたいでふて寝しております。
ブルースタジオを取り上げた番組を録画してたので、布団かぶって見てました。
中古住宅の再生。中古物件の選択肢の広がり。街を歩くことでわかること。うんうん。
コミュニティ、個と個のむすびつきをつくる・・・う〜〜〜ん、そこまではワタシやる気無いなぁ。性格ひねくれて一人が好きだし。
まあ、たまにはどうでもいい話でもしましょうか。
大家さんを始めたのは平成18年。
もう7年目。
最初に古アパートを買った時は「どうしたら入ってくれるの〜〜」と悩んだものです。
お金をかけてリノベーションして、やっと入居が決まりました。
古いアパートなんてダメなんだと思い、背伸びして新築アパートを建てました。
たしかに新しいアパートは良かったです。
普通に募集して普通に入居が決まりました。
でも、なんでだろう・・・・ちっとも面白くありませんでした。
銀行さんの評価の高いのは新しい建物とサブリース(大家さんに家賃保証してくれる=大家さんの収入は安定するが実入りは少なくなる)。
確実な回収ができることでないとお金は貸してくれないのです。(当たり前だけど)
そこには建物の良さとか住んでる人の生活なんて関係なく。
愛着とか個性とか関係なく。
土地建物の評価額と築年数と借りる人の年収、担保と利回り。
建てる建設会社とサブリースしてくれる不動産屋と銀行があれば、大家は誰でもいいじゃんと思いました。
ひねくれてるワタシは、そのことになぜか深く深く傷つきました。
家賃がちょっと貯まると、 銀行に借りなくても買うことが出来る家を探し始めました。
つまりは安い家。
もちろん安いのはなにかしらの問題あり。
道が狭い、再建築不可、家がボロボロ、環境が悪い・・・そんなのわかってます。
それでも探しました。
そうして古い家付きの土地を見ていくと、案外面白いんです。
長屋の名残で家が傾いてたり、田舎の農家で梁がしっかりしてたり、雨漏りで床が真っ黒とか。
そしてなにかの気配があることにも気付きだしました。
ほったらかしの家にはなんともいえない敵意がありました。
大事にされてきた家にはおだやかな慎ましい雰囲気がありました。
以前紹介したことのある
飯塚の家はとても穏やかでした。
持ち主さんの気持ちが伝わっているのか、やさしい雰囲気に包まれていました。
反対に高やんは一番敵意を見せた家でした。
最初に見に行った時、頭をぶつけ、ひっくり返り、しりもちをついてなぜか動けなくなりました。
それがワタシのひねくれもの根性に火をつけ、買おうと決めました。
(普通の人ならあの家には何か憑いてるっていうんだろうか・・・ワハハハハ・・・霊感ゼロ)
そんな家でも、何度も通い、片づけていくと家の気配が変わっていきます。
やがて家が「ありがとう」って言ってくれる瞬間が来るんです。
それは誰にもわからない、ワタシと家だけの秘密の瞬間。
我ながら、おかしな道に入り込んだものだと思います。
ブルースタジオにはなれそうもないね。
今、六軒目の古家を買いたくて交渉しています。
この家は控えめな
稟とした家です。
うまく行くといいんだけど、そしたらまた借金が増えます。
ああ、もうちょっとお金持ちになりたい・・・
でも潜り込める布団があれば、それでいいかもなぁ〜〜(ああ、小市民!)