最近ベラミ関係の記事ばかりで、ちょっと反省しております。
ワタシにはまだまだかわいい古家たちがおりまして、他の古家もベラミと同じように愛着があります。
・宇美町の心晴(こはる)
・糸島のなつこさん
・久留米の朝蔵(あさぞう)
でもほとんど時間がとれず、やりたいこともあるのですができておりません。
朝蔵も店舗部分の募集をかけてますが全然決まらない期間が長く、なんとか手を打たなくてはと思いつつ・・・・そのままになっております。
さらに、古い家はちょっとした補修やどこそこの具合が悪いというのはよくあることでして、
その度、入居者さんたちに待ってもらってます。ああ、申し訳ない。
シロアリが発生したり
床がたわんだり
トイレが流れなくなったり
雨漏りしたり
どこそこが壊れたりと
もう、コントかしらと思うほど、次々にやってきます。
レトロな味わいとは、別の問題であります。
古い家というのは、全部直すくらいなら新築を建てたほうが早いというのもよく聞きますね。
経済的にはその通りだろうと思います。
でもワタシは古家が好きで、その道を選んでしまったのですから、なんとかやっていくしかありません。
最後に面倒を引き受けるのが大家の仕事だと、ワタシは思っています。
いろいろな人と話してる時、「古家さんはお金儲けしたくてやってるんじゃないんですね」と言われました。
「いいえ、お金儲けです。いつか家賃で優雅に暮らすんです」と答えると、なんだかがっかりされたり、反対に笑われたりします。
何を期待されてるかよくわかりませんが、ボランティアで古家買うほどお金持ちではありません。
描いた未来が叶うまで、あきらめないだけです。
野心のわりに、やり方が「ど」がつくほどの下手くそなので、見かねて親切な人が教えてくれます。
もっと宣伝しなきゃ、地域と連携すればいい、影響力のある人と知り合いになってネットにUPしてもらえばすごいよ、片付けだって有料のワークショップすればいい、イベントも定期的にしていけば人が集まるよ、事業計画作って金融機関に相談すれば・・・
多分そうすればいいのでしょうが
取材の話が来るたび「まだセキュリティが心配で、管理体制もまだまだだし・・・」と及び腰。
「自分のところで手一杯なのに、町興しだの大層なこと無理だし・・・」
「片付け手伝ってもらうのにお金もらうとか悪いし・・・」
ひとりでコツコツ片づけて「今日のベラミも平和だなぁ〜」なんて言ってるし。
この引きこもりの性格と人任せにできない心配性と商売のセンスゼロなのが一番の問題点かと思われます。(←自覚はある)
でも現実は厳しい。
経費がかかるのです。
今までのやり方でうまくいかないなら変えていかなくてはなりません。
よその真似が嫌なら、別のやり方でいいから、とにかくやってみなくては始まらない。
いつかどこかでなく、今ここからできることを。
大家さんは大変です。
どんな仕事も大変ですから、当たり前ですけど。
でも好きなことですから、悲観はしてません。
なんといっても、ワタシ古家に好かれてますからね!(←根拠じゃねぇわ、そんな妄想!)